読み方 | アナリスト・あなりすと |
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アナリストとは、企業の財務や業績の分析、将来性の調査、業界の動向調査・分析を行い、投資に必要な情報を収集し、国や企業の動向を分析する専門家のことをいいます。
アナリストは財務諸表などの決算情報を分析するだけでなく、企業やグループのトップへインタビューしながら企業の将来性を予測したうえで、情報を整理し、評価する能力も必要とされています。
アナリストにはさまざまな分野の専門家がおり、投資の分野では、株式、債券、投資信託など、金融商品に特化したアナリストがいます。
テクニカル分析を専門にする場合にはテクニカルアナリスト、ファンダメンタルズ分析を専門にする場合にはファンダメンタルアナリストといいます。
証券または産業界に関する問題について調査を行い、投資家に投資判断の材料となる適切な情報を提供する専門家を証券アナリストといい、金融商品だけでなく、自動車業界や電機業界など、特定業界を専門分野にしているアナリストもいます。
証券会社や銀行、機関投資家などでは複数の証券アナリストが投資銘柄の選定を行っています。
米国では1963年に公認証券アナリスト制度が発足し、日本でも1962年に東京証券アナリスト協会(現在は日本証券アナリスト協会)が設立されました。
協会が実施する検定試験に合格し、一定期間の実務を受けた人のみが協会公認の証券アナリストとして活動することができます。
アナリストは証券会社や運用会社の調査部に所属していることが多く、証券会社に所属しているアナリストは顧客の投資家に対して投資判断の材料となる情報を提供し、セルサイド・アナリストと呼ばれています。
一方、運用会社に所属するアナリストはバイサイド・アナリストと呼ばれ、自社の資産運用のために投資先の分析および評価を行っています。
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