外国為替市場（または、為替市場、外国市場）とは、円やドルなどの異なる通貨を交換（売買）する場をいいます。

特定の取引所や場所を指している訳ではなく、為替を取引している全体の場を指します。

近年では電子化が進み、ほとんどが為替手形を用いずにコンピューターを使って世界各国で資金のやりとりが行われています。
特に東京、ニューヨーク、ロンドンが3大外国為替市場とされています。

外国為替市場は、個人や企業と金融機関が行う取引（対顧客取引）と、金融機関同士が行う取引（インターバンク取引）の大きく２種類に分けられます。
一般的には、外国為替市場はインターバンク市場のことを指します。

外貨両替など顧客からの注文は、銀行などの金融機関が一度、自己ポジションでその注文を受けた後、銀行間市場でその自己ポジションの調整を行うことで成り立っています。

外国為替手形の交換時の円と外国通貨の具体的な交換比率を、外国為替相場（為替レート）といいます。

基本的には市場での外国為替の需要と供給により決定されますが、インターバンク取引では金融機関の間に外為ブローカーが入ったり、各国の金融当局が市場に介入したりする場合もあります。

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