ユーロ

読み方

ユーロ・ゆーろ

ユーロとは、欧州連合の共通通貨の名称、または通貨単位のことをいいます。

欧州連合加盟国すべてが導入しているのではなく、欧州の経済通貨同盟に参加した国で導入されています。

域内市場を統合し、経済の安定と連携の強化を図るために1999年1月に導入され、2002年1月より流通が開始されました。

発足当初は11カ国だった導入国は、2022年1月現在では、オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、リトアニア、ラトビアの19カ国に増えています。

欧州連合加盟国がユーロを導入するには物価、長期金利、財政赤字などの面で一定の経済条件を満たすことが必要となっています。

ユーロの中央銀行として欧州中央銀行(ECB)があり、ユーロ圏の通貨政策を担っています。本店はドイツのフランクフルトにあります。

発行されている硬貨は1セント、5セント、10セント、20セント、50セント、1ユーロ、2ユーロ、紙幣は5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロとなっており、稀に200ユーロと500ユーロの紙幣も存在しています。
補助単位はセントで、1ユーロ=100セントとなっています。

ユーロの通貨は導入国で発行が許されており、表面は共通のデザイン、裏面は各国別のデザインが施されています。

ユーロは米ドルの次に取引量が多い通貨で、米ドルに次ぐ第二の基軸通貨としての役割を担いつつあります。

基軸通貨を米ドルのみに依存するのは世界経済の安定を考慮するとリスクが高くなることから、リスク回避の観点からも、ユーロは米ドルの代替通貨として存在感が強くなってきています。

一方で、単一の通貨ではあるものの、欧州連合加盟国の国内政策や金融経済状況に影響を受けやすい構造的な問題を抱えています。

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