IRR

読み方

アイアールアール・あいあーるあーる

同意語

内部投資収益率

IRRは、「Internal Rate of Return」の略称で、内部投資収益率と呼ばれ、お金の時間的な価値を考慮して計算した利回りを指します。

通常は、「投資期間のキャッシュフローの正味現在価値(NPV)が0となる割引率」と説明され、「投資額に対してどれだけのリターンを得られるか」だけではなく、時間的価値も考慮しています。

IRRの意味を理解するには、割引率やNPV(正味現在価値)といった考え方を知る必要があります。

借入や金利などの投資コストよりもIRRが大きい場合は投資対象として有利です。
反対に、IRRが投資コストよりも低い場合は、投資は控えたほうが賢明でしょう。

買収ファンドやベンチャーキャピタルファンドにおいて、ファンドの運用成績を評価するための指標として重要です。

現在から「t」年後に受け取るキャッシュ・フローを「Ct」とし、n年間にわたって受け取るとし、年々の金利が「r%」で一定であると仮定すると、現在価値Pは、各期間のキャッシュ・フローの現在価値である「Ct÷(1+r)のt乗」の合計となります。
「Ct」と「r」を既知の値として、現在価値Pは求められますが、PとCtを既知の値として「r」を求めることもできます。このようにして求められる収益率「r」が内部収益率です。

債券投資においては、将来支払われる利息(クーポン)収入および償還時に発生する償還価格(額面)をその債券価格と等しくする割引率である内部収益率を複利最終利回りと呼び、利回り計算の1つの方法として使われます。

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