読み方 | エスディーアール・えすでぃーあーる |
---|---|
同意語 |
SDRとは、「Special Drawing Rights」の略称で、国際通貨基金(IMF)によって創られた、IMFに加盟する国が持つ特別引出権のことです。
IMFへの出資比率に応じて特別引出権が割り当てられ、IMF加盟国が通貨危機などで外貨不足に陥った際、特別引出権を引き換えに米ドルなどの国際通貨を引き出すことができます。
特別引出権は準備通貨ともよばれ、通貨単位にはSDRが用いられます。特別引出権は政府のみが保有し、企業や個人が入手することはできません。
5年ごとに構成通貨の見直しがされており、2001年にユーロが、2016年には中国人民元が構成通貨に採用されています。
現在の算定基準通貨は米ドル、英ポンド、日本円、ユーロ、中国人民元の主要5通貨の貿易量に応じた加重平均(標準バスケット方式)で決められています。
SDRは実在する通貨ではなく、暗号資産の一種と捉えられています。
通貨価値は毎年変更されており、2021年1月時点で1SDR=148.8355円です。
当社の「FX用語解説集」に掲載の情報は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
なお、この情報は、編集時点で当社が信頼できると判断した情報源をもとに作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社(FX-Selection)が独自に制作したものであり、当サイトに掲載されているデーターの無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、当社までご連絡ください。