STGとは、イギリスポンドのことで、日本では一般的に英ポンドと呼ばれています。
正式名称は「スターリングポンド(Sterling Pound)」であり、STGと表記されることもあります。
スターリングとは、鋳造貨幣に小さな星印が付けられていたことから古英語の「星の付いたもの」という意味で、イングランドの金貨や銀貨をこう呼ぶようになったことに由来しています。
また、STGは国際規格に基づく通貨コードであり、Great BritainとPoundを組み合わせたものです。
1800年代中頃に始まった大西洋横断電信ケーブルによってレートをやり取りしたことからケーブルとも言われています。
STGの特徴として、ボラティリティ(価格の変動値)が非常に激しいことが挙げられます。
FXにおいて、ボラティリティの高さはハイリスク・ハイリターンに傾きがちなことを意味します。
不規則な値動きでギャンブル性が高く、リスクは大きいが、短期的なリターンも期待できます。
そのため、投機対象として好まれることも多くあります。
しかし、この相場で生き残ることは難しく、短期間でばく大な損失を抱えるリスクがあることから、STGは「悪魔の通貨」や「殺人通貨」とも称されます。
もう1つのポイントは、STGが高金利通貨だということです。
高金利通貨を利用して利益を得る手法に、キャリートレードがあります。
キャリートレードでは異なる金利を持つ2つの通貨を取引することで、利ざや(売値と買値の差額によって生じる利益)を稼ぐことができます。
ただし、金利が高いということは一般的に通貨の信用度が低いことを意味し、リスクも低くありません。
また、高金利通貨を保有しているあいだにその通貨のインフレが進むと、利益が出なくなるおそれもあります。
当社の「FX用語解説集」に掲載の情報は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
なお、この情報は、編集時点で当社が信頼できると判断した情報源をもとに作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社(FX-Selection)が独自に制作したものであり、当サイトに掲載されているデーターの無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、当社までご連絡ください。