イングランド銀行は英国の中央銀行にあたる銀行で、イングランドとウェールズの法定通貨であるスターリングポンドの通貨発行や、物価安定の維持などを行っています。

1694年にW.パターソンがイギリス王ウィリアム3世の財政難を救済する代わりに銀行券の発行権を取得、120万ポンドの資金を公募し、銀行としては最初の株式会社として設立した成り立ちを持ちます。

Bank of Englandの略称であるBOEとも呼ばれています。

政策金利などの決定はイングランド銀行の金融政策委員会（MPC）が行っています。

FX市場において、毎月上旬に行われる金融政策委員会後に発表となる政策金利や議事録、四半期に一度公表されるインフレレポートの結果はマーケット関係者や投資家に常に注目されています。

欧州中央銀行と同様、イギリスの金融政策を行っているイングランド銀行の動向は、イギリスの通貨であるポンドの動きを見るうえでも重要だと言えます。

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