固定相場制

読み方

コテイソウバセイ・こていそうばせい

固定相場制とは、為替レートを特定の水準に固定、維持する制度のことをいいます。

固定相場制は輸出入とも相場変動がないので、為替の差損益が発生せず安定的に利益を確保できますが、金融政策の裁量が少なく、長期的に見ると適正レートから乖離するデメリットがあります。

日本円にもかつて導入されており、1ドル=360円で取引されていましたが、固定相場制の維持が難しくなったため1973年に変動相場制に移行しました。

固定相場制の中には、自国通貨を米ドルの為替レートに連動させるドルペッグや、複数通貨の平均レートと自国通貨を連動させる通貨バスケット制、外貨準備高に合わせて貨幣供給量を制限するカレンシーボート制などがあります。

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