グリニッジ標準時

読み方

グリニッジヒョウジュンジ ・ぐりにっじひょうじゅんじ

同意語

GMT

グリニッジ標準時とは、経度0度の位置にある英国ロンドンにあるグリニッジ天文台の経度を基準とした世界標準時間をいいます。
英語であるGreenwich Mean Timeの頭文字をとって、GMTとも呼ばれます。

現在、世界標準時間としてはセシウム原子時計をベースにした協定世界時(UTC)も広く使われています。

グリニッジ標準時は、「グリニッジ標準時±〇」という形式で表記され、通常、時差が9時間ある日本の場合は、「グリニッジ標準時+9」となります。

世界中の多くの地域で夏時間のシステムが導入されていて、FX最大の市場であるニューヨークでは、冬時間では「グリニッジ標準時+2」ですが、夏時間では「グリニッジ標準時+3」となります。

米国のサマータイム実施時期は3月第2日曜日~11月第1日曜日で、英国のサマータイム実施時期は3月最終日曜日~10月最終日曜日です。

海外FX業者では多くの業者がMT4を米国ニューヨーク時間で設定していて、ニューヨーク市場のクローズのタイミングで日足が切り替わります。

FXでグリニッジ標準時が問題になるのは、主に自動売買システム(EA/Expert Advisor)を利用するときです。

スキャルピングであれば時刻の影響はさほど受けませんが、長期間取引においては正しい時刻が認識できないと、適切な判断ができない危険性をはらみます。

日本時間と違うことは慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、ニューヨーク時間(冬時間 グリニッジ標準時+2、夏時間 グリニッジ標準時+3)がFXの基本の時間設定ですので、この時間を使用しMT4やMT5を利用した方がインジケーターや取引シグナルの設定ミスを回避するためにも良いとされています。

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