レパトリエーション

読み方

レパトリエーション・れぱとりえーしょん

レパトリエーション(Repatriation)とは、国外にある資金を国内に移す行為です。略してレパトリとも呼ばれます。

もともと「母国へ帰還する」という意味の単語で、金融分野で使われる場合には「投資家が海外で運用していた投資資金を国内に戻すことや、海外支店での儲けを母国の本社に戻す」ことを指します。

日本では機関投資家が決算に備え、毎年2~3月初旬にかけてレパトリエーションがよく行われる傾向にあります。

海外で運用している外貨建て資産を売って円に交換する動きが起こり、円買いドル売り注文が膨らむことで、3月ごろは円高になりやすいと言われています。
基本的に、レパトリエーションは自国通貨買いを指します。

為替の相場に影響を与えているのは機関投資家だけではなく、為替変動は輸出入を行っているさまざまな企業が通貨を両替することによって生まれる需要と供給の影響でも動きます。

円高が進んだ状況で円に両替してしまうと損失が大きくなってしまう場合もあり、決算月でも円に交換しない独立採算制を採用する企業も増えています。

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