読み方 | スイスコウバイブキョウカイケイキシスウ・すいすこうばいぶきょうかいけいきしすう |
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同意語 |
スイス購買部協会景気指数とは、同協会がスイス製造業の経営者や資材購買担当者に新規受注や仕入価格などの状況を調査したアンケートをもとに指数化して、毎月公表している指標です。
「Schweizerischer Verband fur Materialwirtschaft und Einkauf」の略称で、SVMEとも呼ばれています。
スイス中銀(SNB)のエコノミストと購買部協会が考案した指標で、アメリカのISM(供給管理協会)が発表する購買担当者景況指数を参考モデルとして、スイス用にアレンジされています。
FXにおいては、スイス購買部協会が毎月発表している先行指標「購買部協会景気指数」を指すのが一般的です。
これは、スイスでのみ公表されている経済指標であり、スイス製造業部門の経済活動を占う重要な材料の1つになっています。
1995年1月以降に毎月発表されており、主要項目としては、新規受注、生産高、雇用、納期、在庫の5種類で、各指数に一定のウェートをかけて総合指数が発表されます。
各指数のウェートは、新規受注指数×0.30、生産高指数×0.25、雇用指数×0.20、サプライヤー納期指数×0.15、在庫指数×0.10となり、それらの算出値を加算した値がSVME購買部協会景気指数となります。
スイス製造業部門の役員を対象に実施したアンケート結果を数値化したもので、50以上であれば景況感が良いとされ、50以下なら悪いととらえることが可能です。
これまでは、スイス購買部協会景気指数の結果がFXの市場に影響を与える可能性はさほど高くないと考えられてきましたが、世界的に経済不安が広がるなか、今後の動向には注目していく必要がありそうです。
特に、スイスフランによるキャリートレードなどの運用をしている人は、チェックすべき指標のひとつです。
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