貿易収支

読み方

ボウエキシュウシ・ぼうえきしゅうし

貿易収支とは、財貨(物)の輸出額から輸入額を引いた差額のことをいいます。

輸出額が輸入額を上回る状況を貿易黒字、輸入額が輸出額を上回れば貿易赤字といいます。

国際収支統計(経常収支、資本収支、外貨準備増減)の中の経常収支(貿易収支、サービス収支、所得収支、経常移転収支)の一項目で、世界各国で発表される経済指標です。

国際通貨基金(IMF)が定めた国際収支マニュアルに従って作成するため、国際比較が可能となります。

貿易収支は財務省が毎月発表する「貿易統計」の貿易収支と、日本銀行と財務省が共同で毎月発表する「国際収支統計」の貿易収支があります。

一般的には、貿易黒字が増えると相手の国から受け取る外貨が増え、それを日本円に交換するために外貨を売って円を買うことになるので、円高圧力が高まります。

貿易黒字の幅が拡大するとGDPが押し上げられ、貿易赤字が増えると逆に押し下げられる傾向にあります。

貿易収支は速報性が高く、実態を反映しやすいので、GDP速報値など他の統計の基礎データにも使われ、市場関係者などから注目されています。

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