ALM

読み方

エーエルエム・えーえるえむ

ALM(Asset Liability Management)とは、資産(Asset)と負債(Liability)の双方を一元的に総合管理(Management)し、リスク管理する手法のことを言います。

銀行や保険会社など、全ての預金や貸し出しの金利・期間を把握し、金利変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどの将来の公定歩合等の変動を予測し、リスクの最小化と収益の極大化を図ります。

1970年代に米国で普及しましたが、金利自由化による金利変動の影響やデリバティブ取引の拡大によるマーケットのリスク増大を背景に、日本でも金融機関を中心にその重要性が高まっています。

日本においては、平成6年の厚生年金法改正で、年金経理から年金ALM手数料の支払いが認められたことを契機として多くの年金制度で実施されるようになりました。

また、平成12年には退職給付会計導入が導入され、金利変動も考慮したサープラス型(バランスシート型)年金ALMも広く活用されるようになっています。

長期的な運用を行う必要がある公的年金や企業年金の運用を行うにあたって、リスクを低減させる目的などでもALMは有効だといわれています。

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