国際収支

読み方

コクサイシュウシ・こくさいしゅうし

国際収支とは、居住者と非居住者との間の一定期間の国際取引における対外経済取引を体系的に記録した経済指標のことをいいます。

勘定の記録であり、外国とのお金のやり取りを一定の規則に従って記録したものです。

外国からのお金の受け取りと外国に対する支払をまとめた、一国の家計簿のようなものとも言えます。

ほとんどの国、地域が国際通貨基金(IMF)の定めた国際収支マニュアル(BPM)に従って国際収支統計を作成しているため、国際比較をすることが可能です。
日本では財務省、日本銀行が毎月作成しています。

国際収支は経常収支・資本収支・外貨準備増減という3つの項目に大別されていますが、その中でも更に細かく分けられます。

貿易収支・サービス収支・所得収支・経常移転収支の4つからなる経常収支、投資収支・その他の資本収支の2つからなる資本収支、外貨準備増減です。
外貨準備増減は、政府通貨当局の管理下における金融資産の増減のことをいいます。

国際収支には、一定期間の日本と外国との経済取引すべて(財・サービス・資金の流れ)が体系的に記録されていますので、これを見ればどの部分が黒字か赤字なのかがわかります。

国際収支は、政府関係者が経済政策を考えるときや、資金運用担当者が金融市場の今後の動きを予測する際に非常に重要な判断材料となります。

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