Ifoとは、「Information und Forschung」の略称で、1949年に創設されたドイツを代表する非営利の経済調査機関のことです。

このドイツのIfo経済研究所が毎月下旬に発表する、ドイツ国内の景況感についての経済指標のことをIfo業績指数と呼びます。

指数は、「現状判断指数」、6ヵ月先の「予測指数」、両指数の平均の「企業景況感指数」の3種類があり、金融市場では「予測指数」と「企業景況感指数」が注目されます。

指数の算出方法は日銀短観と同じような方法で、7000社程度のドイツ企業に対して業況の状況をアンケート調査し、その結果を集計したものです。

生産・在庫・受注・価格・雇用に分かれており、特に鉱工業生産との関連性が高いとされています。

ドイツIfo企業景況感指数はドイツ経済だけではなく、欧州経済の動向にも密接に連動するため、注目される経済指標の一つです。

同じドイツの景況感指数であるZEW景況感指数に比べて発表が1週間程度遅いものの、調査対象が多い分だけ正確性に優れているとされています。

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