コール市場とは、短期金融市場の1つで、金融機関などの限定された市場参加者が通貨の売買を行う市場のことをいいます。
コール市場は大きく2つに分けられ、短期資金の貸借を行う金融市場と、直物為替や先物為替などの取引を行う外国為替市場があります。
銀行間取引市場ともいわれ、外国為替を主に対象とするインターバンク市場や、手形を扱う手形売買市場などがあります。
外国為替相場の卸売市場に相当し、主に中央銀行、市中銀行、外為ブローカー等によって構成されています。
コール市場において最も代表的な取引が無担保コール翌日物で、これは無担保で資金を借りて翌日に返済する取引です。
この取引に適用される金利が無担保コール翌日物金利(オーバーナイト・レート)です。
市場といっても東京証券取引所のような実際の取引所があるわけではなく、情報通信端末、EBS(外国為替の電子取引システム)、外為ブローカーなどを通して取引されています。
東京だけでなく、オセアニアやロンドン、ニューヨークなど世界各国の金融機関や証券機関で取引されている市場であり、眠らない市場とも呼ばれています。
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