基軸通貨

読み方

キジクツウカ・きじくつうか

同意語

キーカレンシー>Key Currency

基軸通貨とは、キーカレンシー(Key Currency)とも呼ばれ、国際通貨の中でも影響力が強く、為替取引や輸出入、国際金融取引で基準として扱われている通貨のことをいいます。

国際為替相場での取引が多い米ドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフランなどの通貨を、一般に主要通貨(Major Currency)と呼びます。
そのなかでも、中心的な役割を持つ通貨のことを、基軸通貨(Key Currency)と呼びます。
歴史的には、英ポンドや米ドルが基軸通貨とされてきました。

基軸通貨の条件は、通貨価値が安定している国の通貨であること、政治力、経済力、軍事力が強大な国の通貨であること、国際金融市場が整備されている国の通貨であること、などです。

世界経済を主導している国家の通貨が基軸通貨になることが多く、1920年代まではイギリスのポンドが基軸通貨として扱われていました。

その後はアメリカの経済や軍事が発展し、米ドルの影響力が強くなっていき、第二次世界大戦後から現在に至るまで米ドルが基軸通貨として扱われています。

EU(欧州連合)内の15か国が採用しているユーロが2006年に市中の流通量で米ドルを抜き、各国の外貨準備に占めるシェアも上がっており、将来的にはユーロが米ドルと並ぶ基軸通貨へ発展するとの予測もあります。

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