スリッページ

読み方

スリッページ・すりっぺーじ

スリッページとは、FX(外国為替証拠金取引)やCFD(差金決済取引)において、為替相場の変動等により注文発注から約定するまでに生じる価格のズレをさします。

FX市場は1秒にも満たない速さで為替レートが変動しているので、注文から約定までの一瞬の間に価格のズレが発生することがあります。
特に相場の値動きが激しいと発生しやすくなる傾向にあります。

米雇用統計など重要な経済指標の発表前後、他の大型経済イベントや災害・重大事件の発生時は値動きが大きくなりやすく、スリッページ発生のリスクが高まるため注意が必要です。

スリッページはこうした相場の変動等により発生するため、注文レートより不利な方向のレートで約定する事もあれば、有利な方向のレートで約定する事もあります。

FX業者により仕様は異なりますが、スリッページの対策として、注文の際に価格変動の許容限度幅を予め設定することが可能です。

許容スリッページは何pipsに設定すればよいのかについての正解はありませんが、一般的には数pips~数十pipsを目安に設定しているトレーダーが多いようです。

また、一切スリッページをさせたくない場合は0に設定できます。
ただし0に設定するとなかなか約定せず、機会損失を生んでしまう可能性もあります。

約定を優先させるのであればスリッページ幅を広く設定し、価格を優先させる場合にはスリッページ幅を狭く設定することで、各トレーダーのスタイルに沿った取引ができます。

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