為替スワップ

読み方

カワセスワップ・かわせすわっぷ

同意語

カレンシースワップ

為替スワップとは、為替取引の一種で、直物為替と先物為替の売買を同時に行う取引のことをいいます。

日本の銀行が円を担保に入れて外国銀行からドルを借り、一定期間後にドルを返すような仕組みになっており、主に貿易業者などが活用しています。

為替取引には、現時点で通貨の交換を行う直物(じきもの)為替と、将来の時点で通貨の交換を行う先物(さきもの)為替があります。

直物為替は、手形の買取や海外への送金など、今すぐ外貨と交換する必要がある場合に利用される取引です。

そして先物為替は、外貨とその対価の受渡しが将来の特定日に行われることを、現時点で約定する取引です。
決済が数ヶ月後に予定されている輸出入取引等に利用されます。

銀行のポジションの中には、為替ディーラー以外にスワップディーラーがおり、カバー取引や収益獲得を目的としたスワップディーリング(直物と先物を組み合わせた売買)を行っています。

BIS(国際決済銀行)の2007年の調査によると、スワップ取引は全ての外国為替取引で一番多く、取引量で直物や先物を上回り、全体の半数以上を占めています。

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